塩酸ヨヒンビンは俗に言う興奮剤に分類される精力剤に含まれている成分で、メチルテストステロン同様人工的に作られた化学物質になります。
ただ、塩酸ヨヒンビンには元になっている成分がありまして、それが西アフリカ地方にしか見られないヨヒンベの木に含まれている成分なのです。
この木は古来から西アフリカに住んでいる住人に愛され続けてきた成分で、主に精力アップと催淫の目的で利用されてきました。
この成分を人工的に作られたのが塩酸ヨヒンビンという成分になります。
塩酸ヨヒンビンの働きは、興奮状態にさせ血管を拡張させるという働きがあります。
どういうことなのかといいますと、ペニスを流れる血管の流れがよくなることで勃起力や精力アップにつながります。
また、女性の場合は性器を流れる血管の流れがよくなることで性感アップにつながるのです。
つまりは、塩酸ヨヒンビンは男女共に効果のある興奮剤といえましょう。
また、塩酸ヨヒンビンには即効性があり、通常だいたい1時間程度で効果が出ますが早い方で20~30分ほどで効果があらわれます。
現在世に出回っております興奮剤や媚薬、そして催淫剤のほとんどには塩酸ヨヒンビンが含まれているのです。
ただ、血流がよくなるということは脈拍数や血圧も上昇してしまうのです。
わかりやすくいいますとお酒を飲んで酔っているような状況といえばおわかりいただけますでしょうか?
この即効性が特徴の塩酸ヨヒンビンですが持続性はあまりありません。
といいますのも、効果があらわれてから2~3時間くらい経過いたしますと元の状態に戻ってしまうのです。
それに、塩酸ヨヒンビンを毎日服用しているからといって、年がら年中興奮状態に陥るというわけでもありません。
塩酸ヨヒンビンは勃起不全を治療するという目的というよりも、興奮させることで勃起するための成分と認識したほうがいいかもしれません。