ところで、皆さんはかの有名な陸上スポーツ界のベン・ジョンソンという人物をご存知でしょうか?
ベン・ジョンソンは陸上競技の世界で大活躍した選手として知られ、ソウル・オリンピックではかの有名なカール・ルイスとの直接対決に勝利し、100m走の世界記録を樹立した人物として知られていますが、後にあることが判明しそれは幻へと消えてしまったのです。
そう…それは、ドーピングです。
どういうことなのかといいますと、ステロイドという違法な化学物質を投与していたというのです。
それが発覚してからは金メダル、そして世界記録が水の泡へと消えてしまいました。
ベン・ジョンソンのドーピングと精力剤はどういう関係にあるのか?と、いう方も中にはいるかもしれません。
どういうことなのか…それは、ベン・ジョンソンが投与していたステロイドという物質は男性ホルモンの一種で副腎皮質ホルモンだったのです。
これを投与することで、見事なまでのカラダを身につけ世界記録まで作ってしまったのです。
…とはいえ、泡沫へと消えてしまったわけですが。
と、このようにステロイドに含まれている男性ホルモンの働きにより、髭などの体毛が濃くなるほか、体つきも更に逞しくなるのです。
これはほんの一部の方の話ですが、男性ホルモンを摂取するボクシングの選手やスポーツ界の選手もいるそうです。
男性ホルモンには体つきを逞しくしたり、精力アップの手助けをしたりといった働きがあります。
もし、女性が男性ホルモンを摂取したら…果たしてどうなってしまうのでしょうか?
男性ホルモンはそもそも男性のみに分泌されている成分というわけではありません。
実は女性にも男性ホルモンは分泌されているのです。
男性の体内には女性ホルモンよりも男性ホルモンの分泌量が多く、女性の体内は男性ホルモンよりも女性ホルモンの分泌量が多いのは、生物界におけるオスとメスの区別をはっきりとつけることに他なりません。
だから、女性が男性ホルモンをほんの少しだけ摂取したからといって大きな影響を受けることはありません。
ですが、男性ホルモンと女性ホルモンの量が逆転し、バランスが乱れてしまったのであれば事情が変わってきます。
男性ホルモンの量が多くなることにより、髭が生えるようになり、体つきも男らしく逞しくごつごつとした体つきへと変化してしまいます。男性のような姿へと変貌してしまうのです。
では、逆に男性が女性ホルモンを大量に摂取したらどうなるのでしょうか?
それは、筋肉量が減少し脂肪分が増えることにより全体的に丸々とした体つきへと変化してしまいます。
また、乳房が女性らしい膨らみへと変貌し、お尻が大きくなるようになってしまいます。
このような変化を利用して、女性ホルモンを摂取しようと同性愛者が求めるという話もあります。
それぞれのホルモンを分泌している場所が、女性でしたら卵巣、男性の場合は睾丸になります。
これらの器官の働きにより、女性らしさ、男性らしさの体つきのバランスを維持しているのです。
しかし、これらの器官がなんらかの働きにより、ホルモンを分泌できなくなってしまった場合、生殖機能が十分に働くなくなり、最終的には精力減退へと繋がってしまうのです。