貧血

西洋医学の貧血の症状は主に「血虚」ととらえられる

西洋医学でいう「貧血」とは、血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態をさし、ヘモグロビンは酸素を運ぶ働きをしていますので、血液中の濃度が下がると、全身の臓器や組織が酸素欠乏状態になり、顔色が青ざめ、心悸亢進、息切れ、微熱、頭痛、耳鳴り、疲れやすさなど様々な症状が現れ、最も多いのは、女性によくみられる鉄欠乏性貧血です。

漢方での「血」とは単に血液を指すわけではなく、貧血の状態が現れる病態は、主に「血」が不足した「血虚」の状態ととらえられます。「血」の巡りが悪い「瘀血」や、「気」が不足した「気虚」などがさまざまな程度で合わさっていることもあります。

漢方治療は、症状の改善をはかるとともに、胃腸の働きを高めることで鉄の吸収を助ける目的で行われますが、鉄不足そのものに対しては、食物や鉄剤で補う必要があります。

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「血虚」には「四物湯」を基本とする薬などが用いられます。

「血虚」に対する基本方剤とされているのが「四物湯」で、「地黄、当帰、芍薬、川芑」の4つの生薬からなる方剤で、単独で使うことは多くはありませんが、「血虚」のある人にはこの方剤を基本にした処方がよく用いられます。

「当帰キョウガイ湯」や「十全大補湯」なども、「四物湯」含んだ処方です。「当帰キョウガイ湯 」は、出血によって貧血になっている場合に向くとされています。

そのほか「気虚」があれば「六君子湯」や「人参湯」など、、低下している胃腸の機能を高めるような漢方薬が貧血の改善にも役立ちます。近年の西洋医学的な研究でも、妊娠中の女性の鉄欠乏性貧血に対し、鉄剤単独より「六君子湯」を併用した方が効果が高かったことが報告されています。

子宮筋腫にともなう貧血に対して、鉄剤と「当帰芍薬散」の比較研究絵は、血液検査の値は鉄剤での改善度が高く、過多月経や月経痛、めまいなど、自覚症状については「当帰芍薬散」の改善度のほうが高い結果がでており、貧血の原因に応じ、西洋医学的な治療と漢方の併用が工夫されています。

貧血と起立性低血圧

立ちくらみは、俗に「貧血を起こした」などといわれており、立ち上がると頭部の血圧が下がりますが、通常は瞬時に調節して脳の血流が低下しないようになっています。この調節がうまくいかないのが立ちくらみで、医学的には「起立性低血圧」といいます。
西洋医学では、「貧血」とは全く異なる概念ですが、貧血の症状で立ちくらみが起こることもあり、漢方では、「証」が共通すれば同じ薬を用いることもあります。

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