頭痛

漢方治療が適するのは繰り返し起こる慢性頭痛

頭痛は、くも膜下出血や脳腫瘍などの病気で起こることもあり、そういった場合は、すぐに西洋医学的な治療が必要です。漢方治療が適するのは、”頭痛もち”の人に繰り返し起こる慢性頭痛です。

慢性頭痛には、ズキンズキンと脈打つような強い頭痛が発作的に起こる「片頭痛」や、頭全体が締めつけられるように痛み、肩こりをともなうことの多い「緊張型頭痛」などがあり、心理的な要因のかかわりが大きい「心因性頭痛」も少なくありません。女性の頭痛には、月経に関連して起こるものもあります。

頭痛のタイプと「気血水」の異常などから薬が選ばれる

漢方薬は、頭痛のタイプと「気血水」などの漢方独特のとらえ方を考えあわせて選択されます。

片頭痛に用いられるのは「呉茱萸湯」が代表的で、特に吐き気をともなう場合に適しており、口の渇きやむくみがある場合は「五苓散」が用いられます。

緊張型頭痛では、「葛根湯」や「釣藤散」がよく用いられ、ストレスの多い人の頭重感には「半夏白朮天麻湯」が、月経時に起こる頭痛には「桂枝茯苓丸」などの「瘀血」を改善する薬が有効なこともあります。

頭痛薬の連用が頭痛を招く

「頭痛もち」の人の多くは市販の頭痛薬を使っていますが、自己判断による使い過ぎには注意が必要です。

市販の頭痛薬の多くは消炎鎮痛薬とその配合剤ですが、連日使っていると、かえって頭痛が起こる「薬物乱用頭痛」を招きやすく、薬の量も増えがちになります。

頭痛薬の連用から脱するにも、医師の指導のもとでの漢方治療が役立つことがあります。

頭痛を漢方でみると

慢性頭痛は、体内の「水」の停滞(水滞)をはじめ、「気」の逆流(気逆)や滞えい(気うつ)、量の不足(気虚)また、「血」の滞り(瘀血)など、「気血水」のさまざまな異常から起こると考えられる。

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